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【創業融資】起業家がお金を借りたあと、お金のやりくりはどうする?

大山 俊郎
監修者 大山 俊郎

大山俊郎税理士事務所 代表 大山俊郎(おおやま としろう)

光熱費や人件費高騰による大幅なコストアップ・・・
しかし、中小企業の多くはコストアップを販売価格に反映できず苦しんでいます。「薄利多売」の時代は終わり、中小企業でも「値上げ」が必須の時代になりました。
この時代を勝ち抜くために、弊所独自の「強み集中」利益最大化経営計画を通して中小企業の支援を行っています。

代表的な著書は「SWOT分析を活用した【根拠ある経営計画書】事例集」。

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日本政策金融公庫(にほんせいさくきんゆうこうこ)からお金を借りた後は、すぐに返済が始まります。

 

※日本政策金融公庫からお金を借りることについて、詳しくはこちら↓

「起業家に『積極的に』お金を貸してくれる金融機関」なんてあるの?

 

創業融資を受けて、ひとまずお金が入金されました。

当然ですが、借りたお金ですので、毎月少しずつ返していく必要があります。

 

起業してすぐに預金残高が800万円…

いったん大きなお金が振り込まれると、すこし安心します。

でも、それがいい意味の緊張感をゆるめてしまうことにもなりかねません。

起業家さんが立ち上げた会社を継続させるためには、預金残高を確保したあとは、まず第一にキャッシュ(現金と預金)の流れが途切れないことに集中すること重要です。

ではキャッシュの流れとは何でしょうか?

 

キャッシュの流れ?

ここで、キャッシュの流れを簡単に説明すると、通常は次のようになっています。

  1. 商品やサービスをお客さんに売り、代金を回収します。
  2. 商品を仕入れたりサービスを提供する人件費などのコストを負担し、その代金を支払います。
  3. そして、その差額から税金を払います。
  4. その残りのお金から、借入金の返済をします。

 

このように、本業から得たキャッシュから税金を引いて、残った部分からようやく借入金の返済をすることができるのです。

つまり、特に経営が安定していない起業家にとってキャッシュの流れは、途切れやすいのです。

キャッシュの流れが悪くなってしまうと、キャッシュの残高は急激に減っていくのが経営です。

 

具体的な方法は?

では、キャッシュの流れが途切れないためには具体的にどうすればいいのでしょうか?

  • 入ってくるキャッシュを多くする
  • キャッシュが入るタイミングを早くする
  • 出ていくキャッシュを少なくする
  • キャッシュが出ていくタイミングを遅くする

 

起業家さんによって置かれた状況は様々だと思いますが、起業のスタートはどんな会社でもキャッシュが安定しないと思います。

起業して数か月たったあと、集計した売上や利益だけを見ていても、経営が安定しているかどうかはなかなか分かりません。

その点、キャッシュだけは起業家にとっての経営の指標になるのです。

 

キャッシュが途切れないためには?

この「キャッシュ」の管理表(一般的には、「資金繰り表」と言います。)を税理士事務所に作ってもらうことが、起業家にとって重要です。

起業家さんにとって税理士事務所の存在意義は、税金の計算よりもキャッシュの流れの管理にあることが多いのです。

キャッシュの管理表についての相談はこちらから可能です。

 

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    大山 俊郎

    大山俊郎税理士事務所代表税理士

    同志社大学商学部卒業後
    父が経営する年商50億の会社へ入社

    二代目経営者として
    現場での下積みから
    会社のヒト、モノ、カネ管理まで従事

    特に
    ・銀行との交渉
    ・経理の改善
    ・資金繰り
    ・事業承継の対策
    などに尽力

    ある親族との同族問題で自社の株式
    を売却をした経験から
    「会社のヒト・モノ・カネの管理は
    会社と経営者一族の運命を左右する」
    ことを痛感

    日本随一の
    「同族会社経営を経験した税理士」
    として事務所を開設し
    「会社にお金を残す節税マニュアル」
    を開発
    全国の同族会社の経営者・法人経営者
    向けに「会社を強くする仕組み作り」
    を指導

    大山俊郎のプロフィール

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