起業家が絶対知りたい情報を厳選して配信中!メールマガジンの登録はこちらから

      2017/07/12

【創業時の借入】起業家が新創業融資を確実に受けるための創業計画書の書き方とは?その5:「7 必要な資金と調達方法」の書き方

 
創業計画書の書き方5

>「創業計画書」については 「起業家がお金を借りるにはたった一つの計画書が大事なんです!」もご参照ください。

>「新創業融資制度」については「会社設立直後の創業期でも楽な経営ができる、融資を受けるための条件」もご参照ください。

大山

では今回は「創業計画の書き方・7 必要な資金と調達方法」とりかかりましょう!

左側に「必要な資金」、右側に「調達の方法」と書いてありますよね。

まず、左側の「必要な資金」の欄でのポイントを一言でいえば、借りたお金を何に使うのか?を明確にすることです。何に使うのか分からないお金は誰だって貸したくありませんからね。

また、右側の「調達の方法」は審査ではとても重要視される部分です。とくに「自己資金」についてはかなりつっこまれて質問されますので、しっかり準備しましょう!

はい!よろしくお願いしま~す。

●「創業計画書の書き方」関連記事●

「1 創業の動機」の書き方

「2 経営者の略歴等」の書き方

「3 取扱商品、サービス」の書き方

「4 取扱先・取引条件等」「5 従業員等」「6 お借入れの状況」の書き方

「7 必要な資金と調達方法」の書き方(今回の記事です)

「8 事業の見通し」の書き方

 

 

これまでのお話

独立して「イチローコンサルティング株式会社」を設立したイチロー君。融資を受けたくても創業間もない会社なので一般の金融機関では借入れができずに悩んでいました。

そんなとき、新しく創業する人、創業して税務申告を2期終えていない人を対象に、担保も保証人も必要なくお金を貸してくれるとてもありがたい制度「新創業融資」があることを税理士 大山俊郎から教えてもらいます。

また融資を引き出すためには「創業計画書」の書き方が審査に大きく影響することも教わります。「見本をまねして書いたらたらいいや」と甘く考えていたイチロー君は、税理士 大山俊郎と一緒に融資を確実に引き出すための「創業計画書」を書くことになりました。

●登場人物

イチロー君

イチロー君のプロフィール: 35歳経営コンサルタント。妻と3歳になる子どもがいる。「イチローコンサルティング株式会社」という会社を設立したばかり!

大山俊郎

大山のプロフィール: 大阪で会社設立&経営者のためのサポートをする税理士。中小企業の社長のために、そして、社長とともに生きる!

仕事の話、税の説明モードになると熱が入りこのような

スーパー税理マンTOSHIROに変身する。

詳しいプロフィールはこちら。

 

まずは「7 必要な資金と調達方法」を書く前にエクセル表で計算しよう!

大山

イチロー君は融資が通ったら主に何にどのぐらいのお金を使う予定ですか?

人件費ですね。もっと人手を増やしたいんです。おかげさまで仕事の依頼はたくさんいただくのですが、今の状況じゃ手が回らなくて…。

でも、売上があがっても入金は先だし、他にいろいろ経費もかかるし…。

人を増やして毎月お給料をちゃんと出せるか正直不安なんですよね。

融資を受けたい一番の理由はそれなんです!

 

大山

そうですよね。できるだけ手元にお金は残しておきたいですよね。

融資を受けるためには

  • 事業を軌道に乗せるために何にどのぐらいの資金が必要か明確に把握できている
  • 自己資金をコツコツ貯めてきた通帳がある(事業への本気度)

このあたりをしっかりとアピールしましょう。

ではこれから「創業計画書」に書く準備資料をにエクセル表でまとめていきましょう。

はい!でも、え~と、人件費はまず欲しいし、あとはパソコンもできれば新しいのが欲しいし、貸してもらえるならあれも、これも・・・

何から手をつけたらいいか、わからなくなりました~(計算、苦手~)

 

大山

なるほど!では「7 必要の資金と調達の方法」の書き方を順を追って説明ましょう。

 

説明しよう!!!!!

税理士 大山俊郎は説明モードになるとついつい熱が入りすぎてしまうために「スーパー税理マンTOSHIRO」にモードチェンジするのである!!!!!

待ってましたー!

よろしくお願いします!!

 

税理士 大山俊郎が日本一わかりやすく「必要な資金」の書き方について説明します!

設備資金と運転資金の違いとは?

まず「必要な資金」を「設備資金」と「運転資金」にわけます。

「設備資金」・・・店舗や事務所の保証金、内装代、イスや机、本棚などの什器、パソコンやファックスなどの備品を購入するために必要なお金。イメージで言うと、「形として残るもの」を買うためのお金。

「運転資金」・・・従業員やパート、アルバイトに払う人件費、会社の場合は役員報酬。店舗や事務所の家賃、電気、ガス、水道、光熱費、電話代やインターネットなどの通信費、広告費、交通費、トイレットペーパーやプリンターのインクなどの消耗品等を購入するために必要なお金。こちらもイメージで言うと、「形として残らないもの」を買うためのお金。

人を雇うのは運転資金になるんですね~

そうなんですよ。設備資金と運転資金ではちょっと必要な資金の出し方がかわります。じゃあ、それぞれについて説明しますね。

設備資金の記入の仕方

設備資金を借りる時は、購入予定の商品と、購入予定金額を記入します。

ちゃんと金額がわかるように見積書や契約書なども一緒に提出します。

ちょっと多めに書いて、多めに融資をしてもらって家賃にあてる・・・なんて訳にはいかないのですね。

設備資金は資金使途通りに使わないないと「資金使途違反」になる

ダメ駄目!!それは絶対ダメです!

設備資金は融資がおりたあと、ちゃんと「資金使途」どおりに使われているかどうか、厳しくチェックされます。

後から決算書を調べられてばれることもあるんですよ!

「ちょっと余ったから家賃に回そう」なんてすると「資金使途違反」になって、大きなペナルティが待ってます。

一度ペナルティがつくと、次に公庫融資や保証協会付きでお金を借りるのが難しくなるのですよ。悪質だと判断されたら、二度と融資を受けられない、なんてことになりますよ。

そ・それは、困ります…。(でも、知り合いの業者に頼んだら、ちょっと多めに見積もりだしてくれるかも・・・な~んて甘いかな?)

通常、融資がでたらイチロー君の口座に振り込まれますが、設備資金に限っては直接業者に振り込まれる場合もあるんですよ。

なので、業者に高めに見積もってもらって多めにお金を借りよう、なんて甘く考えたらダメですよ。

(ギクっ!ばれてる!)はい、わかりました。設備資金は必要な金額を明確にして、必要な金額だけを申請ですね。

運転資金の記入の仕方

次に運転資金の借り方の注意点を説明しますね。

まず運転資金を考えるときの期間ですが、だいたい3か月ぐらいの期間を目安に算出します。見積もりがとれるものは見積もりをとってできるだけ正確な数字をだします。調達できる資金と数字が合うように計算してくださいね。

運転資金って設備資金ほどきっちりと計算できませんよね。予想外に経費がかさむときもありますよね?概算でも大丈夫ですか?

 

運転資金に関しては設備資金のように金額の正当性をチェックされるというより、本当にそれだけの資金が必要なのか?借りたお金を返せるのか?が審査されるポイントです。とくに返済能力をチェックされます。

どこで返済能力をみられちゃうんですか?

 

それはこの2点です!

  1. 自己資金の金額
  2. いざという時に貸してくれる親族や知人がいるか?など

公庫以外でもちゃんとお金を調達できるかを審査されますよ。

とくに自己資金は重要ですね。自己資金に関しては次の「調達の方法」の書き方で詳しく説明しますね。

税理士 大山俊郎が日本一わかりやすく「調達の方法」の書き方について説明します!

自己資金について

では調達の方法の書き方に入っていきますね。「調達の方法」は審査でいちばん重要視される部分です。とくに自己資金の額が貸付限度額の基準になります。

はい!教えてくださ~い!(おお!熱が入っている!ここは大事なところなんだ!)

 

「自己資金」が一番大事なところです!

「自己資金」によって借りられる限度額が変わります。公庫では自己資金の9倍の金額が貸付限度額ですね。つまり、融資を受けたい合計額の3分の1以上の金額は自己資金として用意しないとだめですね。

あの~、ちなみに「自己資金」ってそもそもどんなお金のことですか?

あんまりよくわからないのですが?

自己資金は、言い換えると「返す必要のないお金」のことです

主に起業家さんが起業するまでに仕事をして貯金をしてきたお金だと思ってください。ただし、この貯金が預金口座に入っていて、通帳に記録があることが必須条件になります。

ちなみにイチロー君、積立定期とかしていますか?

 

うちは嫁が積立定期を作ってくれてます。

いい奥さんですね~。

創業計画書と一緒に通帳(コピー)も提出するんですが、「通帳に記載されている自己資金額は正しいのか?」ここをつっこまれますよ。

担当者にもよりますが、自己資金の出所や内訳についても、厳しくチェックされるポイントですね。

勤務期間中から、毎月1万円ずつでいいので貯金を続けている記録が残っていれば、それ自体が非常に信頼性のある自己資金になるんですよ。

何よりご自身でコツコツ貯めてきたお金であることがよくわかるので、安心して貸せるのです。

逆にいえば、急に数百万の大金が入金されていたら、お金の出所について厳しくチェックされますよね。

(お小遣い削られて鬼嫁よばわりしてたけど良かった~)妻には感謝ですね~。

 

自己資金の金額は出せましたか?では残りの部分はそのまま該当する内容を記入していきましょう。

親、兄弟、知人、友人等からの借入

該当するのものがあれば記入します

・毎月の返済予定額 ・返済回数 ・利息(年利)も記入します

日本政策金融公庫、国民生活事業からの借入

・毎月の返済予定額 ・返済回数 ・利息(年利)も記入します

他の金融機関等からの借入れ

該当するのものがあれば記入します

・毎月の返済予定額 ・返済回数 ・利息(年利)も記入します

「必要な資金」の合計と「調達方法」の合計を合わせたら完成です!

お疲れ様でした。「7 必要な資金と調達方法」ははこれで終了です!

次回は「8 事業の見通し」の書き方についてについてご説明しますね。

はい!ありがとうございました。また次回よろしくお願いしま~す!

まとめ

「7 必要な資金と調達方法」は借りたお金を何に使うのか?を明確することと、公庫で融資を受ける分を含めて調達方法を記入します。

とくに「自己資金」がどのぐらい用意できるかは融資の基準となります。審査の重要ポイントなのでしっかり作成してきましょう。

次回は「8 事業の見通し」の書き方についてについてご説明しますね。

 

  関連記事 - Related Posts -

 

  最新記事 - New Posts -

 

Message

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です