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      2017/05/13

【創業時の借入】起業家が新創業融資を確実に受けるための創業計画書の書き方とは?その1:「創業の動機」の書き方

 

「どこから創業資金を調達しようか…。」

創業時に真っ先に頭を抱える問題ではありませんか?

信用も実績もない、そんな創業時の起業家にとっての強い味方。それが日本政策金融公庫(以下、「公庫」といいます)の「新創業融資制度」です。

ただし、融資を受けるためには書類と面接による審査をクリアしなければなりません。そのカギになるのが「創業計画書」です。

公庫のHPに見本は掲載されていますが、当たり前ですがそれをまねするだけでは審査は通りません。

確実に融資を引き出すためにはどうやって書いたらいいの?

今回は対話型のコンテンツで、自分で書くのはかなりハードルが高い確実に融資を引き出せる「創業計画書」の書き方をご説明しますね。

この記事ではまず『「創業計画書」の1、創業の動機』の所だけご説明します。

>>「創業計画書」については 「起業家がお金を借りるにはたった一つの計画書が大事なんです!」もご参考ください。

>>「新創業融資制度」については「会社設立直後の創業期でも楽な経営ができる、融資を受けるための条件」もご参考ください。

創業融資を確実に引き出すための創業計画書の書き方

今回の登場人物です

まさきさん

まさきさんのプロフィール:32歳、大学卒業後、現在リフォーム会社に勤務、現場(主に内装工事)と営業を経験。一年前に結婚して、もうすぐ子供が生まれる。将来のことを考え独立開業を考えている

 

大山俊郎

大山のプロフィール: 大阪で会社設立&経営者のためのサポートをする税理士。中小企業の社長のために、そして、社長とともに生きる!詳しいプロフィールはこちら。

「今、勤めている会社、給料も安いし、先のことを考えると独立して自分でやっていきたいんですよね。

今までの貯金やらいろいろかき集めても、開業資金がどうしても準備できなくて…。

うちは担保になるようなものはないし、知り合いの人はもちろん、親にも迷惑かけたくないから、保証人は頼みたくないのですよね…。」

大山

「まさきさんのようにこれから独立・起業を考えている方にぴったりの融資制度がありますよ。

それが日本政策金融公庫(以下、「公庫」といいます)の「新創業融資制度」です。

この制度なら、これから事業を始める方、事業を始めて間もない方を対象に「無担保・無保証人」で利用することができる制度があるんですよ。

まさきさんの場合は、いま、お勤めの会社と同じ業種で独立をお考えなので、融資の対象に該当しますよ」

日本政策金融公庫(以下、「公庫」といいます)の新創業融資制度の概要を参照する

新創業融資制度 申請の手順

「へ~。ぜひ、利用したいですね。実際に融資を受けたいと思ったらどうしたらいいのですか?」

大山

「簡単な流れはこんな感じです。

申請の手順
・必要書類をそろえる → ・申込 → ・面談 → ・融資 → ・返済

まず必要な書類を作成して、最寄りの「公庫」に申し込みをします。その書類を元に、面談があります。その後融資が下りるかどうか決まります。

必要な書類をそろえる

融資を申込ときにどんな書類が必要になんですか?

大山

必要な種類は大きくわけて3つになります。

  1. 申込時に必ず必要な書類
  2. 面接時に手元資料として必要な書類
  3. 審査を有利にするために提出する書類

申込時に必ず必要な書類はこちらです。

申込時に必ず必要な書類
  • 借入申込書
  • 創業計画書
  • 登記事項全部証明書(すでに会社を設立済みの方限定)
  • 印鑑証明書
  • 前年度の収入が分かる書類(源泉徴収票や確定申告の写しなど)
  • 身分証明書(運転免許書、パスポートなど)
  • 会社の通帳(自己資金の金額が確認できるもの)

新創業融資を受けるための「創業計画書」の決め手とは?

わ~。いろいろ出さないとだめなんですね(デスクワーク、苦手だな~(汗))

大山

とくに融資を確実に引き出せるかどうかの決め手になるのが「創業計画書」です。

融資を確実に引き出す決め手って何ですか?

大山

一言でいえば「この人は貸したお金をちゃんと返してくれる相手だ」という信用ですね。

どんな金融機関も信用できない相手にはお金は貸しませんよね。それを信用してもらえるように公庫を納得させる書類が「創業計画書」です。

えっ!これで決まっちゃうんですか?

大山

いえ。書類だけではなくいろいろな事情をトータルで見て決まります。でも書類がきちんと仕上がっていないと面談の時、ちゃんと答えられませんよね。将来的に事業を進める指針にもなりますし、ここできっちり仕上げておきましょう!

ではまず「創業計画書」をダウンロードしましょう!

日本政策金融公庫のHPからダウンロードできますよ。

いろんな業種の見本もあるので、まさきさんと同じ、内装業の記入例をみてみましょう。

へ~。わりとシンプルな感じですね。「自分のちからをためしたい・・・」ってこの「記入例」をまねして書いたらいいんすか?

 

大山

 

だめだめ!

まねして書いても絶対通りませんよ!

 

「自分の力をためしたい」だけの人にお金を貸す人はいませんよ。

普通、金融機関が融資をするかどうかは「決算書」を分析して、融資できる相手がどうかを判断するのですね。

でもまだ実績が何もない創業時は、この創業計画書が決算書の変わりになります。

つまりこの創業計画書を分析して、まさきさんが融資できる相手かどうかが判断されるのです。

また可能な範囲でご記入とありますが空白を作ったらだめです。

ここでは真剣にまさんの起業にかける思いをアピールしなければなりません。

えっ!いや~でもそんな難しそうなもの、俺作れないっすよ!(滝汗)

大山

大丈夫ですよ!私がアドバイスしますので、一緒に作っていきましょう。

※一度申請して融資が下りないとなった場合、数年間は融資が受けられないこともあるのでご注意ください。

 

創業計画書の書き方その1 創業の動機の書き方

大山

創業計画書の内容はだいたいこんな感じになっています。

創業計画書の構成
  1. 創業の動機
  2. 事業の経験など
  3. 取引先商品・サービス
  4. 取引先・取引条件など
  5. 必要な資金と調達方法
  6. 事業の見通し(月平均)

 

 

今回はまず1、創業の動機を書いていきましょう

 

いや~。正直、はっきりした動機とか目的って今、思いつかないですね…(汗)。

今の会社のまま勤めていても先細りだし、自分でやった方が儲かりそうかなと…。な、なんとなく…。

大山

まさきさんはこのビジネスを1年、2年単位では考えていないですよね。5年、10年と続けていくおつもりですよね。

もちろんです!

大山

どんなにがんばっても、ビジネスってうまくいかない時や大変なことがありますよね。そんな時に、苦しみを乗り越えさせてくれるもの、それが創業の目的と動機なんです。

なるほど!強い思いがあれば、辛いときも乗り越えるモチベーションが沸いてきますよね!

創業の動機とはこの仕事を通じて実現させたいミッション(使命)

大山

そうなんです!この人だったら少々大変なことがあっても乗り越えていけそうだ。そんな熱意をアピールして信用を勝ち取れるような内容を書いていきましょう。

「創業の動機」はそもそも、まさきさんがこの事業を始めようと思ったきっかけ、そこにかける強い信念をアピールしてください。

信念って言い換えると、まさきさんの「ミッション(使命)、この仕事を通じて社会で果たすべき役割」です。

し、信念ですか?(いや~、でもおれ、そんな強い信念ないしな…(涙)

 

大山

まあ、そんなに難しく考えなくても大丈夫ですよ。いろんな仕事がある中でこの仕事を選んだ理由、この仕事をやり続けていきたいと思った理由があるはずです。それをまず考えてください。

 

ミッションがないと目先の利益や損得ばかりを追ってしまい、ビジネスもうまくいかなくなることが多いのですよ。

そうですよね。うちが前にいた会社もまさにそんな状態でした。自分でやるならもっとコストカットしてその代わりサービスの質を上げたいんですよ。

 

大山

そこがまさきさんの創業の動機、出発点になりますよね。そこをもう少し具体的に書いていきましょう。

創業の目的とはこの仕事を通じて実現させたいビジョン(理想)

大山

出発点が決まったら次は目的地です。独立したら「こうしたい!」というまさんなりのビジョンがありますよね。それが創業の目的です。

もちろん、自分が会社を作ったらこうしたいという思いはあります。何よりお客様に喜んでもらえって、役に立てる仕事がしたいんですよ。

大山

社会・お客様・そしてまさきさん「三方よし」ですよね。企業理念が決まったら、次はもう少し具体的に、その理念をもとにどうやって利益を出していくか?を具体的に書いていきましょう。

審査に通過するためには、数字や「その利益がどうして見込めるか?」根拠がより明確であればあるほどいいでしょう。

次のポイントを中心にまとめてみてくださいね。

起業する動機・・・このビジネスを始めようと思ったきっかけ。このビジネスにかける使命感

起業の目的 ・・・このビジネスを通じて貢献したいこと。人にどのように役にたつのかという目的

市場の大きさ

対象にするターゲット、顧客層の大きさ

どんなサービスを提供するのか?

なぜ、売上が見込めるのか?

この仕事を成功させられるだけのキャリア、スキルはあるか?仕事の経験年数など

 

まずは、書き出してみてくださいね。

書き出したものを一緒に見ていきましょう。

 

まとめ

貸したお金をちゃんと返してくれる相手かどうか?その判断基準になるのが創業計画書です。記入例をまねしたり、空白があるとそのあとの面談でも審査に通りません。

もう一度あなたのビジネスを見つめ直すためにも、きちんと「創業計画書」に取り組みましょう。

今回は「1、創業の動機」についてポイントをまとめてみました。すべてはあなたのこの事業にかける熱い思いから始まりますよ!

次回の記事では「2、経営者の略歴等」の書き方についてご説明しますね。

 

 

 

 

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