会社設立の際に日本政策金融公庫を利用したい理由【大阪谷町の税理士が解説】
大阪谷町の税理士、大山俊郎です。
会社を経営するって大変なことです。会社の数だけ経営者がいて経営判断があることでしょう。
そしてその中でも「借金はしない」という信念を持っている方もおられるかもしれません。
でもね・・・その考え、間違いかも知れません。
特に会社を設立したての人ほど考えを改め、創業融資について検討してみてほしいんです。
今回は僕、税理士大山が会社を設立したての人になぜそこまで創業融資制度を勧めるのか?ということについて対話型コンテンツでお話したいと思います。
【会社設立】日本政策金融公庫と創業融資の重要性を語る前に・・・登場人物のご紹介
この話の登場人物
イチロー君:
イチローコンサルティングという会社の社長さんです。
大山俊郎
大山のプロフィール: 大阪で会社設立&経営者のためのサポートをする税理士。中小企業の社長のために、そして、社長とともに生きる!
仕事の話、税の説明モードになると熱が入りこのような
スーパー税理マンTOSHIROに変身する。
イチロー君は法人成りして会社を設立し・・・
【会社設立後に必要な書類その1】法人設立届出書の内容、記入例を懇切丁寧に説明します!
会社設立書類もきちんと滞りなく提出しました。
会社設立するなら絶対読んで!会社設立の費用や書類の書き方、知りたいこと全部まとめました
そしてそして・・・顧問税理士として大山と契約しました。
この人しか考えられない!大山さーん。よろしくお願いします!
イチロー君!一緒にがんばりましょう!
僕は本気でがんばる社長さんの味方です。
【会社設立。日本政策金融公庫】創業したての社長によくある悩みは・・・資金が手元にない!
僕ね顧客を増やすためにセミナーを開催しようと思うんです。積極的に行こうかと!
いいですね。じゃあ大阪はもちろんだけど他の都市でも開催されたらいいじゃないですか!
うーん、そうなんですけどね・・・
どうしました?また声が急に小さくなってきましたよ。
あの・・・あの・・・
僕はイチローコンサルティングの顧問税理士です。社長の味方、イチロー君の味方ですよ。なんでも言ってみてください。
あ、そうですよね。では心置き無く・・・
すぅー・・・(息を深く吸い込む。)
(また急に声がでかくなっている・・・)そうでしたか。
あれ?大山さん驚かないんですか?
僕めっちゃ勇気をだして告白したつもりです。
だって会社を設立したのに元手があまりないなんて恥ずかしくて言いにくいじゃないですか。
無計画なやつだと思われそうでしょ?
うーん。そうでもないですよ。だってそういう起業家の方も珍しくありません。
もちろん資金はあったらいいに越したことはありませんが、そんなに元手がなくて起業することが無鉄砲だとは思いませんよ。
事業を拡大できる熱意、こっちの方が重要です。
そして熱意の証明となるのが自己資金かこれまでの実績なので、どちらかが揃えばいいと僕は考えています。
事業を拡大する見込みや熱意の証明・・・
そうですよね!任せてください!
僕ね経営のノウハウについてはたくさん勉強もしてきましたし、会社員時代と個人事業主時代を合わせればコンサル実績もたくさんあるんです。僕はやりますよーーー!
うぉーーーーーー!
わかりました、ではイチロー君が事業に集中できるように僕はこれから大事なお話をしますからちょっと待っててくださいね。
あ、もしや!
はい、あれです!ちょっと待っててください・・・
説明しよう!!!!!
税理士 大山俊郎は説明モードになるとついつい熱が入りすぎてしまうために「スーパー税理マンTOSHIRO」にモードチェンジするのである!!!!!
会社設立後こそ日本政策金融公庫から借り入れしたほうがいい!その理由を説明します
イチロー君はセミナーを全国各地で行うため、つまりビジネス拡大んために自己資金をもっと増やしたいんやんね?じゃあ答えは決まってる。借り入れするんや!
えーーーー。だめですよ。「お金は借りない!」こう決めているんです。
いや、イチロー君個人じゃないで。イチローコンサルティングとして。
それでもダメです。僕の信念として無借金経営を目指しているんです。会社が小さいうちはコツコツと自己資金で、もしもどうしても借りるならもうちょっと資金にゆとりができてからと・・・・
わわわ!どうしたんですか!いきなり怖い!
あ、ごめんなさい。ちょっと取り乱してしまったわ。
そうじゃないんや!
もちろんお金を借りなくても手元に資金があればいい。でもそうではないってことやんな?
税の専門家としては、手元にお金がない状態で会社を経営するほうがリスクは高い。
会社を経営してみたらわかることだけど、税金の支払いや経費、また従業員がいる場合は彼らへの給与など出て行くお金が予想以上に多い。そんな時に資金のゆとりのない状態で経営していたら事業の拡大どころではないと思うで。
借金なし経営でもし事業が苦しくなったらどこを削る?
え?えっと経費の削減くらいかな?もし従業員がいたら給与は支払わないといけないし・・・
そう。
あと税金の滞納はあかんよ。先ほどのお話やと、「ゆとりができた時に融資でも」と言ってたけど、滞納しているってものすごい印象が悪いから。先々お金を借りにくくなってまう。
そっか・・・お金にゆとりがあった方がいいのかもしれない。でも起業直後の僕にそんな簡単にお金って貸してもらえるんですか??
あるで!
僕はこれをイチロー君におすすめしたかったんや。これこそ日本政策金融公庫の「創業融資」制度や。
【会社設立】日本政策金融公庫の創業融資とはこういう制度だ!
「日本政策金融公庫」って聞いたことあるかな?
はい、なんとなくは。
国の機関ですよね?
そう、その通り。
国が株主の組織なんや。
これまでも公的な金融公庫がいくつかあったけど、平成20年10月に組織が一つにまとまって、「日本政策金融公庫」という名称になったんやで。・・・あ、これはちょっとした豆知識や。
ちなみに「創業融資」という言葉でインターネットを検索すると「新創業融資」という言葉に出くわすと思う。「新創業融資制度」とは日本政策金融公庫の商品名の一つやで。
ここでは新創業融資制度も含む創業融資全般に関わる話をしていくでっ!
はい、わかりました。
こんな公的な組織が僕のような一人社長の会社にお金なんてかしてくれるんでしょうか?
それはイチロー君の状態と事業への熱意、その裏付け次第やな。
でも貸してもらえる可能性はかなり高いし、今だからこそ借りるべきやと思うで。
その理由を説明するで!
日本政策金融公庫の創業融資を勧める理由・・・起業家を増やしたい意図があるので借りやすい
そもそもの話なんやけど・・・国自体が起業家を増やしたいというはっきりとした思惑があるんや。
景気を刺激するためにお金を貸してでもGDP(国内総生産)を増やしたい、こんな風に思っているわけや。
そうなんですか?でも大きな会社の方がたくさん税金を納めるからいいんじゃないですか?
そういう考えだけではもう景気は良くならへんねん。
だから小さな起業家を増やして税金の回収先を増やしたい、これが国の思惑や。
小さな起業から回収できる税金は少額かもしれない、でもこうしてたくさん融資することでその中の会社が大きな起業に成長したら、これは国としては大成功なんや。
「起業家を増やしたい」こういう思惑がはっきりあるから、日本政策金融公庫の創業融資は銀行よりも比較的借りやすくなってるわけやねん。
創業直後だからこそ借りるべき
創業融資がおすすめという話をここまでしてきたわけやけど、創業融資は会社を設立してすぐの人ほどおすすめなんやで!
理由は簡単。会社としての実績がないからや。
えー。実績がないことって弱みじゃないんですか?
一般的にはそうやな。
でも日本政策金融公庫の創業融資に限ってはそうとは言えないんや。
もちろん熱意言うてもただの気合いだけはあかんよ。熱意の裏付けとして自己資金か会社を設立するまでの実績が必要や。
この先の事業計画次第で借り入れが可能なのでハードルが非常に低いとも言える。
つまり創業時の熱意とその裏付け、これが勝負なわけや。
先ほども説明したとおり国が「起業家を増やしたい」という思惑が大前提にあるから、会社として実績がない未知数の起業家にも融資はしてもらえるんやで。
なるほど。ちなみに「会社設立してすぐ」の定義ってありますか?
ええ質問や!
会社を設立してから2期分の税務申告を終えてない人が創業融資の対象や。
イチロー君は会社を設立してまだ1度も決算を迎えていないから、だから僕はこんなにも創業融資をおすすめするんやで。
なるほどそうだったんですね。よくわかりました!僕、考え方を見直してみます。
長い目で考えて、事業を成長させるために創業融資を検討します。
【会社設立と日本政策金融公庫】まとめ
会社を設立したら多くの人が直面する「資金が足りない」問題について考えてみました。
借金なし経営ができればもちろん理想です。だけどそれはほとんどの人にとってハードルが高いでしょう。
やりたい時に元手がないために事業の拡大を諦めるのであれば何のための会社設立かわかりません。そんな時にぜひ利用してみたらいいと思うのが今回お話した日本政策金融公庫の「創業融資制度」です。
会社設立したてであればあるほど審査に通りやすいので利用した方がいい。これが僕の持論です。
税理士 大山はこの創業融資の書類作成からあらゆるサポート体制であなたの資金繰りを応援します。創業融資について知りたいことがあれば気軽にお問い合わせしてくださいね。
大阪谷町の税理士、大山俊郎でした。
電話でもお申し込みOK
06-6940-0807
【受付時間】10:00〜18:00(土日祝除く)
大山 俊郎
大山俊郎税理士事務所代表税理士
同志社大学商学部卒業後
父が経営する年商50億の会社へ入社
二代目経営者として
現場での下積みから
会社のヒト、モノ、カネ管理まで従事
特に
・銀行との交渉
・経理の改善
・資金繰り
・事業承継の対策
などに尽力
ある親族との同族問題で自社の株式
を売却をした経験から
「会社のヒト・モノ・カネの管理は
会社と経営者一族の運命を左右する」
ことを痛感
日本随一の
「同族会社経営を経験した税理士」
として事務所を開設し
「会社にお金を残す節税マニュアル」
を開発
全国の同族会社の経営者・法人経営者
向けに「会社を強くする仕組み作り」
を指導