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【決算書】これから独立する人でもイチから分かる、決算書の読み方!その1

大山 俊郎
監修者 大山 俊郎

大山俊郎税理士事務所 代表 大山俊郎(おおやま としろう)

光熱費や人件費高騰による大幅なコストアップ・・・
しかし、中小企業の多くはコストアップを販売価格に反映できず苦しんでいます。「薄利多売」の時代は終わり、中小企業でも「値上げ」が必須の時代になりました。
この時代を勝ち抜くために、弊所独自の「強み集中」利益最大化経営計画を通して中小企業の支援を行っています。

代表的な著書は「SWOT分析を活用した【根拠ある経営計画書】事例集」。

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はじめに一番大切なことをお伝えしますね。

意外かもしれませんが…

 

決算書は、いったん提出してしまったら、(基本的には)あとからは直せません。

 

 

じゃ・・・じゃあ失敗する前に

 

決算書を理解したい!読めるようになりたい!

 

これから独立する方なら、こう思うかもしれません。

そんなあなたのために、決算書の読み方をイチからわかりやすく説明していきます。

 

 

 

こんな話を聞きます。

「決算書を読めるようになりたいのは確かだけど、難しいんじゃないかな…」

「でも…回りの経営者も、決算書を読める人や決算書を活用して経営している人はいない」

「同じように独立を目指す人と話をしても、「決算書を読む」という話自体を聞いたことがないんですよね~」

では、このブログを読んでいるあなたは、どうしたらいいのでしょうか?

 

決算書を読めるようになるとどんなイイコトがあるの?

 

独立する起業家さんにとっては、これから新たに取引先を開拓していくことが必要になります。その取引先と付き合っても大丈夫かどうかを判断するにはどうすればいいでしょうか?

 

決算書は、中小企業では通常公開されませんので、見ることができないのが現実です。

もし上場企業と取引をすることがあるとしたら、その上場企業の決算書は公開されています。

その上場企業が、実は経営が事実上破たんしていたらどうしますか?

 

決算書が読めると、経営が事実上破たんしているような会社を見抜くことができるのです。

※粉飾決算をしていれば見抜けない可能性もあります。

 

これから独立する人が、取引先の倒産などで巻き添えを喰らい、あっさり倒産してしまわないようにするためにも、決算書の読み方を知っておく必要がある、ということなのです。

逆に、決算書を読めるようになることで、取引先の経営方針や発注方針が分かることもあります。

例えば、売上がどんどん伸びて、決算の内容が良い会社から仕事を受注している場合、今後も仕事が増える可能性が高いかも知れません。そうすると、その取引先からの受注に備えて設備投資をする、という判断をすることも可能になります。

 

以上が、決算書を読めるようになるメリットになります。

 

決算書とは何でしょうか?

 

そもそも、決算書とはどういうものかのイメージを掴まないと、決算書を読むことはできません。

 

決算書とは、企業の1年間の経営成績と財政状態を数字で表現したものです。

また、決算書は、損益計算書(そんえきけいさんしょ)、貸借対照表(たいしゃくたいしょうひょう)、キャッシュフロー計算書の3つに分かれます。

※実務上は、損益計算書と貸借対照表の2つだけを決算書と考えることも多いので、まずはこの2つをわかっていってくださいね!

 

それでは、それぞれの決算書を説明していきます。

 

損益計算書

 

1年間の企業の経営成績、つまり

  • 黒字か赤字か
  • 会社の取引規模
  • (損益計算書が数年分あれば)今後の経営の方向性

がわかります。

 

貸借対照表

 

貸借対照表では、決算時点での財産の状態がわかります。

また、過去にどのように儲けて社内に蓄積されているかがわかります。

 

 

キャッシュフロー計算書

 

1年間の現金の動きがわかります。現金がどう増えて、どう減ったのかがよくわかります。

 

 

 

まとめ

 

決算書は、これから独立する人、まだ見たことがない人にとっては分かりにくいものです。でも、分からなくてもいいものではありません

たとえばですが、あなたが独立して1年か2年経った後に「お金を借りたい!」と思った時に銀行に融資を申し込むとします。その銀行は、何を見てあなたにお金を貸すかどうかを決めるでしょう?

 

銀行は、「決算書」を見てあなたにお金を貸すかどうかを決めます。

ものすごく業績がよくて、銀行の側から「お金を借りてください!」と言ってくるような決算書であれば問題ありません。

でも、お金を借りられるかの当落線上だとしたらどうでしょう?それに、お金を借りるなら少しでも多めに借りたいと、その時思っていたらどうでしょう?

 

その時になって

 

決算書のことなんて知らなかったよ…全部税理士さんに任せておけばよかったんじゃないの?!

 

とならないように、いまから一緒に勉強していきましょうね♪

 

⇒次の記事はこちら

 

 

 

 

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    大山 俊郎

    大山俊郎税理士事務所代表税理士

    同志社大学商学部卒業後
    父が経営する年商50億の会社へ入社

    二代目経営者として
    現場での下積みから
    会社のヒト、モノ、カネ管理まで従事

    特に
    ・銀行との交渉
    ・経理の改善
    ・資金繰り
    ・事業承継の対策
    などに尽力

    ある親族との同族問題で自社の株式
    を売却をした経験から
    「会社のヒト・モノ・カネの管理は
    会社と経営者一族の運命を左右する」
    ことを痛感

    日本随一の
    「同族会社経営を経験した税理士」
    として事務所を開設し
    「会社にお金を残す節税マニュアル」
    を開発
    全国の同族会社の経営者・法人経営者
    向けに「会社を強くする仕組み作り」
    を指導

    大山俊郎のプロフィール

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