独立で失敗する人は、「手抜きで」行動してしまう…?
独立して成功する人には、特徴があります。
僕が独立して成功している人と失敗している人を数多く見てきて、独自に分析してみました。
もちろん、自分自身の失敗体験も踏まえて、です。
アドバイスをくれた先輩・・・
例えば、先輩経営者や大切な人がアドバイスをしてくれるとします。
「起業してすぐの間は、お金を残しておいた方がいいよ。もしなかったら、借りておいた方がいいよ」
これに対して、あなたならどんな返事をするでしょうか?
- Aさん「あっ!そうですね!知ってます!でも借金はしない方がいいですよね(借金なんて怖い怖い…)」
- Bさん「あっ!そうですね!借ります!いくら借りたらいいですか?(何にも考えてない笑)」
AさんもBさんも、独立して失敗するタイプの思考パターンです。
例えばこの先輩経営者があなたのことを、考えてくれて「ここさえうまくやれば成功に近づくんじゃないかな…」と思ってくれているとします。
その思いを、AさんもBさんも、軽く流してしまっています。
その思考パターンこそが、独立を失敗の方向に引っ張るのです。
※ただし、この先輩経営者がある程度成功していることが前提ですが。
つまり、人の愛をしっかりと受け止めて、気楽に流してしまわないことが独立で成功する秘訣だと成功する人、失敗する人を見てきて思うことです。
僕自身のこと
自分自身も、大切な人からのアドバイスに対して、簡単に「わかりました!」と言ってしまい、その人から厳しく叱っていただいたことがあります。
そのことがなかったら、僕自身も「知ってるつもり」になって、成功しなかったと思います。
その人とは、10年以上のお付き合いでしたが、その関係がなくなってでも、その人は厳しいアドバイスをくれたのです。
その愛情の深さを感じるには、10年以上のやり取りを知る人にしか分からないのですが。。。
目上の人がアドバイスをくれることが、どれだけ愛情にあふれた行為なのかをしっかり受け止める必要がある、と改めて思います。
まとめ
独立の成功と失敗をわけるのは、大切な人との向き合い方です。
特に、アドバイスをもらった時に、知ってる!知らない!で済まさずに、その奥にあるものをしっかり感じてみてください。
そうすると、あなたにアドバイスをしてくれる人が増えていきます。成功している経営者のまわりには、その経営者が成功するためにアドバイスしてくれる人で溢れていますよ。

大山 俊郎
大山俊郎税理士事務所代表税理士
同志社大学商学部卒業後
父が経営する年商50億の会社へ入社
二代目経営者として
現場での下積みから
会社のヒト、モノ、カネ管理まで従事
特に
・銀行との交渉
・経理の改善
・資金繰り
・事業承継の対策
などに尽力
ある親族との同族問題で自社の株式
を売却をした経験から
「会社のヒト・モノ・カネの管理は
会社と経営者一族の運命を左右する」
ことを痛感
日本随一の
「同族会社経営を経験した税理士」
として事務所を開設し
「会社にお金を残す節税マニュアル」
を開発
全国の同族会社の経営者・法人経営者
向けに「会社を強くする仕組み作り」
を指導