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起業家が成功する考え方とは?~自分の経験を優先する~【大阪谷町の税理士が解説】

大山 俊郎
監修者 大山 俊郎

大山俊郎税理士事務所 代表 大山俊郎(おおやま としろう)
経営者から年間100件以上の相談を受けている税理士。
中小企業を応援することが大好きで「100年続くように会社の経営をサポートすること」を使命としている。夢は日本中の中小企業を「お金が貯まる会社」にすること。
代表的な著書は「SWOT分析を活用した【根拠ある経営計画書】事例集」。

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経営においては特に、自分が経験したことを優先してください。

そしてそこから感じたこと、学んだことを信じてください。

今まだサラリーマンです、という人は、今までの業務経験だけを信じてください。

あなたの今までの業務経験の方が、経営者になってから聞く意見よりも間違いなく価値があります。

これは経営者になるための、さらに経営者になってからも大前提となる考え方です。

 

これは、人として何を信じるかということです。

経営者である前に、私たちは人間です。

人間は、社会で生きている以上、まわりの情報に流されがちです。

つまり、教えられたことや日々聞いていることに素直に影響を受けてしまっているのです。

 

これから経営者になる起業家の方には特に経営者としてのスタートであると同時に

自分の経験を信じるスタートにしてほしいと思います。

 

自分自身の経験

僕自身もゼロから税理士事務所を経営するにあたって、色んな人から「こうしたら売上が上がる」ということを色んな方から聞きました。

正直、起業家として経営を経験した今だから言えるのですが「言うだけなら何でも言えるなー」と思います(笑)

今考えると、経営に正解があるハズだという気持ちから、正解を探そうとしていました。

でも、正解は自分の経験を優先することだったんです。

だから、経営に正解やマニュアルはないとも言えますね。

 

よく言われるように、いろんな人から経営について意見を聞く、同業他社のホームページをリサーチする…というのも時には必要な作業だと思います。
でも、あなた自身が直接お客様から厳しい意見をいただいたり、そこで気づいた必要な知識について書籍を読んだりしてはじめて、あなた自身の経験になります。

(お客様以外の)他人の意見は、そのままではあなた自身の経験にはなり得ないのです。

 

サラリーマンとしての貴重な経験が…

長年、サラリーマンとしてやってきた人であれば分かると思いますが、他人の意見をそのまま鵜呑みにしてスキルを身に付けて来た人は少ないはずです。

だからこそ、起業家に積極的にお金を貸している日本政策金融公庫(にほんせいさくきんゆうこうこ)の融資の条件の一つに、起業する業務についての経験年数が一定以上あることというのがあるわけです。

 

日本政策金融公庫の融資の条件についてはこちら

 

注意してください!

経営に関するブログなどを見ていると、こうしたら上手くいく、というような方法が書いてあるので注意してください。

書いてあることをヒントにして、「小さくテスト」することはやってもいいとは思いますが、失敗した場合のリスクについては厳重に注意してください。

 

例えば、高額のホームページを契約するとき、「リース契約」という形で契約する方法があります。

この方法だと、ホームページから問い合わせが全くない場合の最悪の場合を考えてください。

通常、リース契約は5年以上であることが多いので問い合わせが全くないホームページのリース料を5年間無駄に払い続けることになるのです。

この、最悪の場合の出費を計算するということがリスクを管理することになります。

 

とにかく、まず自分で体験していくことを「本当に」最優先してほしいんです。

さらに、そこから学ぶ力を高めていってください

 

ただし、特に起業家は失敗するリスクがはじめから非常に高いですから、リスクは限定してください。

いきなり初期投資をドカーンとやってしまうのではなく、自分で体験するということを優先してください。

自分の経験を信じる、と言っても「盲信する」のではなく、自分の体験を「優先」してください。

これは「丁寧に生きる」とも表現できると思います。

 

まとめ

プロフィールでも書きましたが、経営者としての父を長年見てきた経験と僕自身の起業体験が自分の考え方になっています。

以上、自分の経験を優先してください、ということを書いてきました。

同じ起業家として、僕自身の経験をあなたにお伝えできることを楽しみにしています。

メールでのご連絡はこちらです。

 

 

 

 

大山 俊郎

大山俊郎税理士事務所代表税理士

同志社大学商学部卒業後
父が経営する年商50億の会社へ入社

二代目経営者として
現場での下積みから
会社のヒト、モノ、カネ管理まで従事

特に
・銀行との交渉
・経理の改善
・資金繰り
・事業承継の対策
などに尽力

ある親族との同族問題で自社の株式
を売却をした経験から
「会社のヒト・モノ・カネの管理は
会社と経営者一族の運命を左右する」
ことを痛感

日本随一の
「同族会社経営を経験した税理士」
として事務所を開設し
「会社にお金を残す節税マニュアル」
を開発
全国の同族会社の経営者・法人経営者
向けに「会社を強くする仕組み作り」
を指導

大山俊郎のプロフィール

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